1997年にトヨタ自動車から発売された、世界初の量産型ハイブリッドカー。
プリウスに乗ると、速度を出したい欲求は無くなり、他車に追い抜かれても平気になります。
プリウスは速く走るための車ではありません。
プリウスは周りのことを考える人が乗る車なのです。
現在、世界44ヶ国で販売されていて、電気モーターと ガソリンエンジン を使ってムダなく、効率よく走ります。
環境性能の高さはアメリカや日本で高く評価され、その後の2代目モデルも含め、ハイブリッドをクルマにとって重要なジャンルとして認知させることに成功したのがプリウスです。
09年5月に登場した3代目プリウスは、トヨタのハイブリッドシステムをさらに進化させるとともに、時代の先端を行く先進装備を採用するなど、極めて意欲的なクルマ作りがなされています。
搭載エンジンは排気量を1.8Lに拡大したが、これは高速巡航などでの余裕につながり、燃費を良くする要素だという。
モーターとリダクションギアを合わせたシステムは従来と変わらないが、格段に小型・軽量化が進んでいる。
結果的に動力性能は2.4L並みになった。
電池はニッケル水素を継承するが、EVモードの領域を拡大したほか、パワーモードを設けるなど、状況に応じてさまざまな走りを実現できるようになった。
ソーラーベンチレーションシステム、リモートエアコンシステム、タッチトレーサーディスプレーなど、これまでのクルマにはない最新の装備や仕様もいろいろと用意。
安全装備はプリクラッシュセーフティシステム(ミリ波方式)を新たに設定したほか、S-VSCや6個のSRSエアバッグ、アクティブヘッドレストを採用するなど、充実した仕様が用意されている。
また2代目プリウスのグレード体系を整理し、EXとして再設定している。
プリウスの特徴は、なんと言っても、その動力システムが、ハイブリッドであることです。
ハイブリッドというのは、異種の交配種、混血という意味で、2つ以上の異なるものを組み合わせたものを表現する言葉ですが、プリウスの場合は、ガソリンエンジンと、電気モーターという組み合わせですね。
プリウスは、低速域ではエンジンが停止しモーター走行となるため、通常のガソリン車よりも走行音が極端に小さい。
アイドリングストップ状態から発進した直後では走行音が全くない場合もあり、そのため歩行者に気付かれにくいので注意が必要です。
プリウスが1997年にモーターショーで発表され、市販開始されました。
当時ハイブリッドシステムが話題を呼びましたが、他にも斬新なパッケージング、 近未来的なデザインなども注目を集めました。
電動パワステもトヨタ車ではプリウスが先駆けとなりました。
・モーターのみで何km走行できる?
時速約55km/h以下で、数百mから約2km程度です。
(走行距離は、駆動用バッテリーの充電量や走行状態によって異なります)
・車名の由来
プリウスの車名の由来は、ラテン語で「~に先駆けて」という意味です。
・10・15モード燃費
プリウスの10・15モード燃費は1リッターあたり35.5kmとすごい数字ですが、これは街中を走っての燃費ではありません。
10・15モードとは、10の市街地に近い走行パターンを想定したテストを3回行った後、15の条件の良い道路を想定したパターンのテストを1回加えたテストの結果による燃費の表示方法です。
この燃費モードの測定は実走ではなく、テスターの上でタイヤを回転させながら行います。
初代はトヨタ店のみでしたが、2代目からはトヨペット店が加わり、2チャンネル併売となりました。
3代目ではカローラ店とネッツ店にも販売網を広げ、レクサス専売店を除くトヨタの全販売店で販売を開始しています。
トヨタの全販売店で販売する車種の登場は、トヨタが現体制になった1982年以降では2000年に限定生産されたオリジンのみで、限定生産車以外では初めてとなります。
2代目モデルもグレード体系などを見直し、ビジネスユーザー向け新グレードEXに一本化し継続販売されています。
プリウス情報サイトTOP - プリウス グレード - プリウスの歴史 - ハイブリッド - 環境性能
Copyright© プリウス情報サイト All Rights Reserved.