プリウス情報サイトTOP > プリウスの歴史 > 3代目 プリウス 2010年~
2代目から採用され、ハイブリッドカーならではのスタイルとして確立したトライアングル・シルエットを引き続き採用しています。
3代目ではオーリスより採用されたトヨタ・新MCプラットフォームを採用したため、ボディサイズは2代目よりわずかに大きくなり後席居住性確保のためルーフの頂点を後ろにずらしたものの、空気抵抗の低減策を講じることでcd値空気抵抗係数は0.25 と、従来型(0.26)よりも向上しています。
3代目モデルでは、全体の9割以上を新開発したリダクション機能付THS-IIを採用し高速域での燃費向上のため搭載エンジンを1.5Lの1NZ系から新世代のZR系1.8Lの2ZR-FXE型に変更し、モーターも改良により3JM 型に変更されました。
また、トヨタ車では初となるバッテリー駆動の電動ウォーターポンプを搭載しフリクションロスを低減しています。
レクサスRX450hに先行搭載された排気熱再循環システムが採用され、これは従来捨てていた排気熱を、ヒーターやエンジンの暖気に再利用するというシステムで、冬季の燃費向上に効果をもたらすシステムです。
さらにトランスアクスル・パワーコントロールユニット・ハイブリッドバッテリーの改良で小型軽量化されたことにより、世界トップクラスの低燃費と2.4Lガソリンエンジン車並みのパワーを実現しています。
当初予想されていたリチウムイオン二次電池ではなく安全性やコスト面の観点から、改良型のニッケル水素電池が搭載されましたが、これまでの技術蓄積と専用部品を減らすことなどによってコストを削減し、同時期での2代目ホンダ・インサイトの低価格路線に対抗するために先代型と比べ安価な価格設定となりました。
インテリアではシャシーを共有するオーリスのようなセンターコンソールを設け、これにより歴代モデルのような左右のウォークスルーが不可能になったものの、シフトレバーはセンターコンソールに移設され操作性の向上が図られました。
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